心筋梗塞ってどんな病気?分かりやすく説明!!
こんにちは(⌒∇⌒)
今日は心筋梗塞についてふわっと説明していきます。
何事も最初はアウトラインを理解しておいてから詳しく学んだ方が
理解がしやすいですよ♪
まず、森をみて→林をみて→木をみて→枝をみて→葉を見る
みたいな感じですね(*´▽`*)
①心筋梗塞ってなぁに?
ズバリ心臓の冠動脈が詰まった状態です。(原因は動脈硬化でやはり生活習慣が大きく
関係してきますね)
ちょっと詳しくいうと冠動脈の閉塞により血流領域の心筋が壊死し突然胸痛が30分以上持続しニトログリセリンを投与しても安静にしても改善しない状態ですね。
(心臓の大切な血管が詰まってしまってその詰まった部分は血流が途絶えて壊死してしまい心臓の血管を広げる薬を使っても回復しない状態)
心筋梗塞の胸痛は激痛で倒れてしまいます。
②心筋梗塞の種類
1.急性心筋梗塞(AMI):発症から三日以内で極めて迅速な加療を要します。
発症後6時間以内に再灌流療法を実施すれば心筋障害は可逆性であり現在は24時以内であれば不整脈をおさえQOLを改善すると言われています。
(詰まってから迅速に血流を回復させるための治療を行えば、後遺症は防げるということです)
3.陳旧性心筋梗塞(OMI):発症から30日以上
心筋梗塞は常に迅速な対応が生命において、今後の人生において鍵となってきます。
③心筋梗塞の治療
薬物療法もあるのですがここでは非薬物療法で有効なものについて紹介します。
1.PCI、(経皮的冠動脈形成術)→皮膚を大きく切らずにカテーテルで直接的に詰まっている部分を広げ血流の再開に努めます。
☆血管の中で風船を膨らます方法(POBA・PTCA)
☆ステントを植え込む方法(CAS・ステント)
☆詰まっているところを切除する方法(DCA・アテレクトミー)
☆血管内に血栓溶解剤を投与する方法(PTCR)
など、まだありますがやり方はたくさんあります。
それぞれメリットはありますがデメリットも必ずあります。
その人にとってどれがよいか考える必要がありますね。
(方法のメリット・デメリットについては再度まとめて更新しますね)
2.CABG(冠動脈バイパス術)→体のほかの部位の血管を使って冠動脈の閉塞部分の先に接続します。血流は閉塞のある部位を通らず、新しく接続した血管を通れるようになります。
(PCIやCABGの適応についても再度まとめて更新しますね)
④心筋梗塞時の心電図の変化
心電図を見ると体がかゆくなったり拒否反応がでるかたいらっしゃいますか?(笑)
私は昔は大嫌いすぎて蕁麻疹でるかとおもってました。(笑)
まあそんなに神経質にとらえずになんとなく心筋梗塞になって数時間はST上昇
2日くらいたてばT波が下がる、1週間たてばさらにT波が下がるとだけ
おもっていてください。(笑)
(詳しいことは再度更新します。なぜSTが下がるか等)
⑤血液検査
CPK→骨格筋、心筋、平滑筋に多量に存在する酵素で筋肉細胞のエネルギー代謝に重要な役割を果たしています。筋肉に障害があるとCPKが血中に流れ出し高値となります。重症な方ほど値が高いです。
CPKは特に重要な指標ですのでCPKだけでも理解しておいてくださいね(*´▽`*)
ざっと心筋梗塞のアウトラインを説明しましたがどうでしょうか?
輪郭だけでも知っていただけたでしょうか?
とりあえずは心臓の大切な血管が詰まって迅速に治療を受けないと死んでしまうかも
しれない恐ろしい病気ということですね。
身近な人で胸の痛みや背部、脇など違和感を訴えられている方いらっしゃいますか?
もしかしたら心筋梗塞の手前かもしれません。はやめに受診をすすめてあげてくださいね。
では今回はここらへんにしておきます。
ご覧いただきありがとうございました。