電解質とは?電解質ってなに?電解質とミネラルって違うの?(ナトリウムって結局なに?)
こんにちは☆
電解質ってなんかむちゃくちゃ「ぱっ」としなくないですか?(笑)
電解質のバランスが乱れるとよくないことは知ってるけど、、、
電解質って結局どうゆう意味?
どうゆうことなの?ミネラルとは別物?
みたいな疑問にわかりやすく簡単に説明していきます(*´▽`*)
☆ミネラル→元素のうち水素、炭素、窒素、酸素を除いたもの。
ミネラルは骨や歯や神経の伝達の役割を担っています。
ミネラルの中には人間に必要な栄養素が16種類ありその中で
水に溶けて電気を通すものを電解質といいます。
主な電解質はナトリウムや塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあります。
なので電解質とミネラルは重なっているところがありますね。
私たち人間にとって必要不可欠の水は成人では体重の6割を占めています。
体内の水分のおよそ3分の2が細胞内に
3分の1が細胞外(血管と細胞の間)にあります。
細胞内はカリウムとリン酸イオンが大部分であり
細胞外はナトリウム、塩素(クロール)から成り立っています。
体液の浸透圧は浸透圧の低い方から濃いほうへ細胞膜を介して移動し平衡状態を
保っています。
①ナトリウム:大部分は細胞外液に存在し浸透圧の保持に重要な役割を果たします。
血圧の調整、筋肉や心筋の収縮、神経伝達作用などがあります。
基準値:136~145mmol/L
*高ナトリウム血症:146mmol/L以上
体に水分が圧倒的にすくなくナトリウム濃度が高まった状態です。
症状:①口渇(体が水分を欲しているため)
②神経、筋症状:意識障害、傾眠、昏睡、痙攣(電解質のバランスが乱れ脳や神経伝達に障害がでるため)
原因:☆脱水症→1.消化管からの損失(下痢、嘔吐)
2.大量の発汗
3.中枢神経障害(神経伝達のバグ)
4.口渇障害(口渇認識できず水分補給しないため)
☆尿崩症→抗利尿ホルモン(脳下垂体後葉から分泌され腎臓の尿細管に作用し水分の再吸収を促進:ADH)の合成、分泌障害、またはADHに対する受容体の障害により水を再吸収できずに多尿となるため。
☆原発性アルドステロン→副腎皮質球状層の過形成や腫瘍によりアルドステロンが過剰に分泌され腎集合体に作用しナトリウムを貯留する。
☆薬剤性→1.浸透圧利尿剤(マンニトール、グリセリン)
3.黄体ホルモン製剤(プロゲステロン)
治療:とにもかくにもまずはただちに水分補給となります。
*低ナトリウム血症:135mmol/L以下
高ナトリウム血症の真逆ですね。水が多すぎる状態です。
症状:①発汗、尿量の低下(ナトリウムが少ないためレニンアンギオテンシン系が作用するため)
②意識障害、傾眠、昏睡、めまい、吐き気(電解質のバランスが乱れ脳や神経伝達に障害がでたため)
原因:☆細胞外液量の増加(腎不全、心不全、肝硬変、ネフローゼ、浮腫など)
☆抗利尿ホルモンの過剰分泌(体内に水分が貯留するため)
☆アジソン病(副腎皮質機能低下症)
☆薬剤性(1、サイアザイド系利尿薬 ex.トリクロルメチアジド 2、ループ利尿薬 ex.フロセミド 3、抗精神病薬 ex.クロルプロマジン)
治療:まずはナトリウムの補正を第一に行います。
少しはミネラル、電解質の雰囲気をつかめましたか?
またの機会では疾患の説明をしながら電解質もまじえて話せたらなと
思っています。
本日もご覧いただきありがとうございました(*´▽`*)