心不全ってどんな病気?③(心エコー)
こんにちは(^▽^)/
私の勤めている病棟ではDr.がとても優しく、いい人が多いんです。
なので気軽に質問などできてとても助かっているのですが
皆さんの職場の環境はどうですか?
やはりせっかく仕事するなら楽しくしたいものですね♪
そのためには私も知識をはやくつけてより一層楽しく看護展開していきたいです☆
では今回は心不全の診断のために行う心エコー検査についてふわっといきますね。
☆心エコー
心エコーは心臓の形態と機能を非侵襲的に評価できる有用な検査です。
弁膜症などの基礎疾患の診断などにとても重宝されています。
心拍出量と収縮力については以下の項目をみます。
⑴EF(駆出率)
左室に溜まった血液のうち、何%の血液を全身に送り出すことができたのか表します。
正常値:60%~80% 50%以下だと収縮不全だとされています。
EF(駆出率)は心臓の働きであるポンプ機能を評価するものなので、
虚血性心疾患(心筋梗塞など)でも、とても重要な所見になります!
⑵FS(左室内径短絡率)
左室容積が拡張期からから何%収縮したかを表します。 正常値:30~50%
FS(左室短絡内径率)の値が低いと左室の収縮が十分にできていない
ということになります。
⑶LVDd(左室拡張末期径)とLDSs(収縮末期径)
左室が拡張したときの大きさと、収縮したときの大きさを表します。
この値からからFS(左室内径短絡率)が計測されています。
LVDd正常値:40~55㎜ LDSs正常値:30~45㎜
心臓の壁運動については以下をみます。
心臓の壁運動異常はasynergyとされasynergyがあれば、
壁運動異常の状態と部位を確認します。
また運動異常なしではnormalと表記されます。
低収縮ではhypokinesis 無収縮ではakinesis 奇異性収縮ではdyskinesisとされます。
部位には前壁(focal) 後壁(posterior) 側壁(lateral) 心尖部(apex) 前壁中壁(A-S)
広範性(diffuse)があります。
次に弁の性状を見ます。
僧房弁(MV)、大動脈弁(AV)、三尖弁(TV)、肺動脈弁(PV)について以下のように表記されます。
calcification…石灰化 thickening…肥厚 prolapse…逸脱 vegetation…疣腫(ゆうしゅとは弁にできた細菌の塊のことです)
そして弁の逆流をみます。
僧房弁逆流(MR)大動脈弁逆流(AR)三尖弁逆流(TR)肺動脈弁逆流(PR)の程度がこのようにあらわされます。
trivial…ごくわずか mild…少し moderate…やや多い severe…かなり多い
このようなものを統合させ心臓の機能や形態をみることができます。
ここに表記したものはほんの一部でありまだまだみるところはたくさんあるのですが
必ずしっておく必要があるもののみに今回はしておきます。
画像の読み方などもまたの機会にしますね♪
これをみた方で英語が多いし日本語の意味もあまりぱっとわからないし
ややこしいし、もういや!!ってなった方いませんか?(;^ω^)
ちなみに私も最初は心エコーが大嫌いでした(-_-;)
そして今でもこれなんだっけ?ってなり調べることの繰り返しです。
継続すれば必ず理解してきます(^▽^)/
今はわからなくて全然大丈夫です♪
ただ心不全にとって心エコーはとても大切な検査なんだとだけ覚えていてくださいね!
それでは今回もお疲れ様でした☆
ご覧いただきありがとうございました。